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日常の三養講座 花粉症について


今年は例年の10倍もの花粉が飛ぶ? と耳にした方もいるかと思います。

すでに2月からスギ花粉が飛んでいるので、花粉症の方はつらい時期です。


スギ花粉は2月~5月初旬まで続き、ヒノキ、サワラの花粉は3月中旬~5月末と続きます。
カモガヤの花粉は5月~7月末、稲の花粉は7月中旬~8月末、ブタクサ類は8月~10月末まで、
セイタカアキノキリンソウの花粉は10月~11月末というように、1年中、いろんな木々の花粉が飛んでいます。アレルギーの性質な方は、1年中、花粉症の症状という方も多くいます。


今回は、花粉症やアレルギーが出て辛いという方の体質と、改善法についてお話しします。


冬の寒い心身共に引き締まった時期から、春は、ほんわかと緩んだ季節へと移行します。
1日中、眠たいと思う状態の時は、副交感神経が優位になっていますが、頑張って活動しようという気力が働く時は、交感神経が優位になります。
春の時期は、のんびり、まったりとした気分の時期であり、副交感神経が優位になっています。


2月半ばを過ぎると、西高東低の冬型の気圧配置がくずれ、高気圧が移動性になります。南の温かい空気と、北の冷たい空気が激しくぶつかり合うようになります。日本海では低気圧が発達し、ここに台風なみの強さの南風が吹きこんできます。


立春後に初めて吹くこの強い南風を「春一番」と呼んでいます。もう既に春1番は吹いてしまいましたが、吹き荒れるという現象があり、人間の場合の吹き荒れるとは、ニキピや吹き出物が出るという現象が起こります。


春の季節は、体内で溜まっていた老廃物や、体内の毒素を肝臓が分解してくれるのが通常ですが、肝の働きの元気がない方は、体内の毒素を分解しきれず、ニキビや吹き出物、膿などの形状として表れて外に出そうとしてくれます。
更に体内に溜まっている余剰水分は、鼻水、涙として出て行きます。そうしないと体内に毒素が溜まり過ぎて悲鳴をあげてしまうからです。


花粉症で出てくる水分は汗や尿と同じです。花粉症は、身体の余剰水分を出すので、本来ありがたいものなのです。もし、鼻水として出ていかない場合は、体内に残り、喘息、アトピー性皮膚炎などに移行してしまう可能性があります。


日常、活動的に動きまわる交感神経が優位な人は、花粉症になりづらく、のんびりタイプの副交感神経が優位の人は花粉症になりやすいのです。

つまり、

 副交感神経が優位過ぎる
   ↓
 身体がリラックスし過ぎる
   ↓
 血管は必要以上に開いて血流が滞りやすくなる
   ↓
 体温が下がりやすくなる
   ↓
 体内の余剰水分を溜めやすくなる

という状況になります。


これらの対策としては、
 
  1. 早寝・早起きをする
    人間本来の自律神経のリズムを取り戻す1番の方法です
     
  2. 朝陽を浴びる
    昇る太陽の光は、交換神経を活発にする働きがあります。
     
  3. 食事の量を控える
    食べ過ぎると内臓が働き、副交感神経が優位になり、食べ過ぎは眠気やだるさを引き起こす。
     
  4. 甘い物を控える
    甘い物は体内に入ると、老廃、水分に変化し、むくみの原因となります。
    特に陽が沈んだ後の陰の時間帯の甘い物の摂取は、翌日の鼻汁に変化してしまうので気をつけましょう。
     
  5. ストレスを溜めない
    ストレスがあると身体は甘味を欲しがります。仕事を終えてから軽く運動をしたり、ゆっくりと入浴をするようにしましょう。
     
  6. 夏はクーラーにかからない生活を心がけて、しっかりと汗をかく事
    夏にかけるクーラーで必要以上に冷やされ、汗をかかなくなってしまったことに起因する身体の冷えとむくみが多く表れています。昨年の夏の身体の状態のまま冬を越し、翌年の春に余剰水分をもっている身体となってしまいます。汗をかいて老廃物を排出するようにしましょう。
     
  7. 日常に運動を取り入れる
    動作をてきぱきと動かすことで交換神経を刺激する
・・・などを生活に取り入れて下さい。


現代人は、便利な生活に慣れすぎてしまい、大きなツケがまわってきているようです。
人間は、本来どのような生活を送ってきたかを考えてみると、現代病といわれるものとは縁が切れるかもしれません。


花粉症は万人がなるものではありません。

働き者のおじいちゃん、おばあちゃんは花粉症でしょうか?


花粉症でつらい皆様、今の身体は、今、作られているのではなく、1年中を通してきた結果がその時期に症状として表れています。冷えをなくし活動的な日々を送りましょう。


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