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冬に関与する腎の働き


一年のうちで、
一番身体を養生して頂きたい、
そんな冬の身体についてお話をしましょう。


冬になると、私達の身体にはどのような変化が現れてくるのでしょうか?


一年の中でも、夜が長く、昼が短い冬。
天の神様は、この夜の長い季節に、私達に何を伝えようとしているのでしょうか?
寒くなってくると、当然のごとく「冷え」が身体に入ります。


「冷え」が身体に入ってくると内臓の働きが悪くなるので、「冷え」から身体を守るために脂肪がついてきたりします。
又、動物は秋から栄養をたくさん取り、冬眠をします。人間も収穫の秋から栄養をとり、寒い冬に耐える為に肥えやすくなってきます。
身体が冷えないようにと脂肪をつけるだけでなく、体内で頑張ってくれるのは、腰部にある腎臓です。


腎は「命門の火」とも言われています。
体内の火 = エネルギー = 精が蓄積されている所なのです。
寒い冬の時期は「腎」が元気であれば、身体の不調もなく元気で暖かく過ごすことができます。
「腎」の働きについてご説明します。

 
  1. 体内の精・エネルギーを貯蔵しています。
     
  2. 成長・発育・骨や歯・髪の毛の状態に関与します。
     
  3. 腎の精エネルギーがしっかりしていれば、カルシウムが体内に充実し、筋骨がしっかりとしてきて、髪の毛も黒く元気な状態を保てます。
     
  4. 体内の水分の代謝機能を司ります。(役目・任務・担当という意味)正常に働けば、水分が体内に行き渡りみずみずしい身体となり、不要な水分は排出されるようになります。
     
  5. 肺の働きを助けて規則正しい呼吸を維持する働きがあります
     
  6. 耳の働きに関係します。(※腎と耳は、同じ形をしています)

冬場は身体を温めるのに、腎の精を使います。夜は長くゆっくりと睡眠をとり、精を養わなくてはいけないのに(蓄えなければいけない)春・夏と同じような生活をしてしまうと、腎の精は失われてしまいます。腎のエネルギー・精が不足してくると次の症状が表れます。

 
  1. 身体が冷えやすくなります。
     
  2. 腎はカルシウムと関係するので、骨格がもろくなり、腰や膝の痛み・筋力低下歩行障害などを起こしやすくなる。
     
  3. 体内の水分代謝が悪くなり、むくみやすくなったり、頻尿・排尿困難などを起こしやすくなります。
     
  4. 髪の毛に栄養が行き渡らなくなり、脱毛・白髪・切れ毛・パサツキの原因となります。
     
  5. 爪の質が弱くなってきます。
     
  6. 耳の聞こえが悪くなったり、耳鳴りがしたりします。

又、感情の変化も内臓を傷つけたりします。

例えば思い悩んでばかりでいると、胃が痛くなったりするように、怖がりすぎたり驚きすぎると、腎を傷つけます。
反対に腎気が少ないと、少しのことでもビクビクしたり、ビックリしやすくなります。
驚いたり、怖がったりすると小便をもらす、というのも腎気を傷つけるからなのです。


腎と陰陽関係の臓器は膀胱です。腎・膀胱の経絡(ツボの流れ)は足から背中へと背面を流れています。エネルギーの流れが弱くなってくると、足・腰を流れる経絡につまりが起きてきて、筋肉が硬くなったり、力がなくなり、足腰が縮んできたりしてきます。


冬場は寒いというだけで身体が縮みやすいのに加えて、腎-膀胱の経絡に力がなくなると、全身的に老化現象を起こしやすくなってきます。

冬の時期は足腰を暖め、下半身を強化し、柔軟性をつけていくようにしましょう。

腎を滋養する黒い食べ物 = ひじき・わかめ・こんぶ等の、ミネラル・カルシウムを充分に召し上がり、筋・骨の強化の手助けをしてあげてください。


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