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陰陽論 陰と陽について
東洋医学では、全ての物は陰と陽のバランスの上に成り立っていると考えます。
陰と陽って何でしょうか?
自然界における最も基本的な陰と陽は、太陽と地球です。
太陽は、天にあり、光熱という陽気を出し、地球は、地にあり、寒気という陰気を出しています。
この陰陽が交わることにより、私達の住む人間界は四季が発生し、
風・熱・暑・燥・寒が起こり、自然界がつくられています。
陽(日)の出が長くなって行く「冬至→夏至」は「陽」。
陽(日)の出が短くなって行く「夏至→冬至」は「陰」。
自然界の全てのものは、陰と陽の属性を持っています。
陰と陽の区分されているものを、少しご紹介します。
陽
天
昼
男
暑
上
表
左
動
背中
手の甲
こども
外
上半身
体内
陰
地
夜
女
寒
下
裏
右
静
腹
手のひら
大人
内
下半身
体表
この陰陽が、バランスをとり調和がとれている時は、自然界も人間界も調和を保つことができ、
人体は健康を維持していくことが出来るのです。
しかし、ややこしいのが、この陰と陽。
少しくだけて、ややこしいと言う例えのお話をしてみましょう。
基本的に、女性は陰で、男性は陽ですが、
心身共に活動的で、元気モリモリで仕事や地域などで活躍している女性は陽で、
シクシク、めそめそ、フニャフニャとしている男性は、陰の性質となります。
又、性格や物事の考え方(精神)に対しても陰陽があります。
世の中、いい事ばかり! と張り切っている時は、陽の精神ですが、
頑張りすぎて病気になってしまうと陰の精神となります。
・・・という具合に、時と場面によっては、陽から陰になったり、陰から陽へと転化することがあります。
陰陽は、全く相反する性質を持っていますが、元来は同根で、陰と陽は対立しているものであり、
強調もし合うものなのです。
この陰陽は、陰だけ、陽だけ、というのが良いのではなく、
互いに1対1の良いバランス(平衡性)を保って行くことが大切というのが、
東洋医学の陰陽論です。
健美操の体操(動き)も、陰陽が調和されているのを感じていますか?
静から動へ、動から静へとプログラム全体が調和されていること。
左右の姿勢、動作のバランスづくりがなされていること。
上半身と下半身のバランスづくり。
平衡力を取り入れたバランスづくりなど、動作自体に陰陽の調和を取り入れて、
心とカラダの陰陽の調和をはかっている体操なのです。
健美操を行った後、すがすがしい気持ちになり、その日は、ぐっすり睡眠がとれるのも
心身の陰陽のバランスが調った証なのですヨ!
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