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汗について


夏になると、汗と仲良しになりますね!

汗はベタベタする、臭い、化粧は落ちる・・・(^_^;

汗をかきたくないという方も多いと思われますが
暑い夏、汗と仲良くしていかないと健康維持ができません。
今回は汗についてお話したいと思います。


汗は汗腺から分泌されます。汗腺は全身に200万~500万個あります。
しかし、実際に働いているのは、180万~280万個程度です。
全身に均等に分布しているのではなく、一番密に汗腺が存在しているのが「手掌」、次は「足の裏」、
その次に「額」となります。


哺乳類でも、犬や狼などイヌ科の動物には汗腺がありません(厳密に言えば非常に小さな汗腺が
四肢の裏にあります)。
長い舌で、よだれを汗の代わりにして体温調整を行っています。


ゾウやウサギは長い耳で、風を起こして
耳やその周辺に集中した血管の温度を下げ、調整を行っています。
人間は他の動物に比べて、すばらしい発汗システムを持っています。
汗腺が上手に働けば、汗が匂うことはなく、心地よく夏を過ごす事ができます。
汗腺の働きが鈍ることで出る重炭酸イオンを含む汗は、匂う汗なのです。


◆◇◇◇ 汗の役割と種類

汗の重要な役割は「体温調整」。
人間は一定の体温を保つ恒温動物で、心臓などの温度は核心温と言われ37℃に保たれています。

これに対し皮膚や筋肉は外殻温と呼ばれ、身体の内外の熱を入れ替えています。
運動や暑い外気に触れる等、体内で熱が生産された時、体外へ熱を放出する事で熱量のバランスを取り
体温を一定に保っているのです。その役割をしているのが「汗」。
汗には熱を体外に放出するという大切な役割があるので温熱性発汗と言われます。

又、急な緊張などにより、手・足裏に汗をかきます。これは「自律神経の働き」によるもので
ヒヤっとしたり、ドキっとした時に、交感神経が引き起こすもので精神性発汗と言われています。
他に味覚性発汗といって、辛いものを食べた時に額や鼻にかく汗があります。


◆◆◇◇ 汗腺が上手に働かない

冷房の効いたところに長くいたりすると、室内の温度だけでなく、体温までも下がってしまいます。
暑いと感じて、すぐに冷たい物を飲んだり、冷房をつけたりすると、汗腺が後退して自力で発汗、体温調整ができなくなり、暑いところに行くと身体に熱がこもってしまい、のぼせたような感じになりやすいのです。   


◆◆◆◇ 良い汗をかくための三原則
 
  1. 冷暖房に頼らない生活をする
    暑さを涼しさに変える生活の工夫をして下さい。窓を開け、自然の風で涼むようにし、冷房を使用するのであれば、外気との差を 5℃以内に設定すること。
    家の中の配色をブルー系など寒色に変えたりして「涼」のイメージに切替えてみましょう。

  2. 身体を動かしましょう(ゆったりとした有酸素運動)
    ゆっくりとした有酸素運動や健美操は大のオススメです。
    有酸素系の運動で良い汗をかいている人は汗腺の導管部というところで、汗の原料となる血漿の成分である塩分がうまく「再吸収」されるため、汗の成分がサラサラになり「良い汗」をかきます。
    良い汗はアルカリ成分の重炭酸イオンが少ないので、皮膚表面で雑菌が繁殖しにくい為、匂いが少ないのです。

    反対に激しい運動で大量に汗をかくと、導管から身体の中に「再吸収」されない「塩分」が汗の中に増え、必要以上の塩分やミネラルを使うことになります。
    又、筋肉内に乳酸が大量にたまり、血液中へ流れるため血中乳酸濃度が高まる⇒汗の中の乳酸濃度が高まる⇒アンモニア臭の強い汗が出やすくなる。

    女性の方は、鉄やマグネシウムなどのミネラルが失われやすいので補給を忘れずに!

  3. 入浴でよい汗を
    岩盤浴やお風呂など汗腺機能を鍛えてみましょう。
    半身浴がお勧め。ぬるめのお湯にゆっくりと・・・ ドッと汗が出るのはお風呂上りなので、すぐ服を着るのではなく、(できれば)しばらく裸のままで、汗を出すようにするのが良いでしょう。

◆◆◆◆ 汗でわかる体のサイン
  • 汗の量が多い、寝汗をかく⇒糖尿病・心臓病に注意。 
  • アンモニア臭がある⇒肝・腎に注意。 
  • 片側ばかりに汗をかく⇒脳梗塞の前ぶれと言われています。 
  • 不快な汗「盗汗」⇒心身の不調和(精神的・疲労・不摂生による胃腸障害・更年期障害等)


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