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健美で毎日いきいき
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こころの力・脳の力
私たちが健康を手に入れるために様々な要素として、食・息・動・想・環境等があります。
今回はその中から、「想」の部分と関係のあるお話をしてみたいと思います。
病気という言葉は、健康の逆の言葉として使われていますが、「気を病む」と書きますね。
「病は気」からという事なのです。つまり「気」が病気の原因にもなります。
簡単にいうと、日常の気分とか気持ちの事を指しています。
家庭や仕事場がとても気持ち良いと感じられる
どんな環境でも毎日、気分が良いと感じられる
元気で明るく、楽しく、やりがいがあって、夢があり、希望がある人
このような人々はなかなか病気にはなりません。すごく元気でいられます。
しかしその反対に・・・
毎日、気分が悪い
人と接していても気持ちが良くない
夢がない、希望がない、辛い、苦しい、楽しくない
このような感情で毎日を暮らしている方は、比較的に病気(健康を慨する・未病・半病人)になりやすいと言われています。
ある程度のストレス(ストレッサー)は、私たちの心と身体のバランスを保っていく上で、必要と言われています。このストレスに向き合う力、自分の心と、どう付き合っていくのかを決めているのが、脳の力なのです。
脳・心・身体、どれが一番とは言えませんが、脳が「幸せ」を感じる力があれば、心も身体もハッピーでいられると思います。
脳の働きが良くなると、
直観力
洞察力
判断力
忍耐力
が向上します。
脳の埋もれた普段使っていない領域が高まったり、
スイッチオンするだけで、毎日がハッピー!、ラッキー!と過ごせるようになります。
逆に脳が疲れてくると、夢や希望をイメージできなくなり、幸せな気分にはなれないのです。
「脳=能力」
自らの脳の力をいつも意識して、時には労わり、時にはトレーニングをさせたり、休ませたり・・・と常に脳にとって良いことか悪いことかを、意識すること・脳の使い方や守り方をコントロールすることこそが、私達の健康と今後の生き方を決めるポイントになってくるのではないでしょうか。
「どうせわからない」
とか
「出来ない」
と結果を決めつけたら、その時点で何もかもストップしてしまいます。
脳と心の力を良い状態にもっていきましょう。
脳の働きの中には考えること以外に、身体のホルモン分泌も脳が指令を出しています。
例えば、
ご飯を食べる
↓
血液中の糖分が増える
↓
身体は血糖値の上昇に対して反応するセンサーが脳に「血糖値が上昇しています」と報告
↓
脳から、すい臓に「血糖値が上がっているので、インシュリンを分泌して血糖値をあげてください」と指示
↓
インシュリンが血糖に作用して血糖値を正常に戻す
↓
正常に戻るとセンサーが反応しなくなり、脳はすい臓に「インシュリンをストップして!」と指示
という具合に、あらゆるところで脳の司令を受けて、身体のシステムが動いています。
脳が疲れると身体のホルモンバランスが崩れてきたり、自律神経のバランスも崩れやすくなり、
便秘、肩こり、頭痛などの症状をおこしてきます。
脳の視床下部という所が疲れてくると、低体温というものを引き起こします。
体温が下がると
免疫力が低下する
栄養が吸収できない
毒素を排出できない
深い睡眠がとれない
など様々な症状を引き起こす原因となります。
ですから、
ストレスを感じないような強い脳をつくること、脳が働くために栄養をとることが必要なんです。
■脳が働くために栄養素
ビタミン、中でもビタミンB12(レバーや魚貝類に多い)や、ミネラルが必要です。ミネラルは体内に入った毒素・鉛・砒素などの重金属系の物質を排除 してくれます。脳の正常に働かす為には毒素を溜めないことです。
■脳の疲れをとるためには
充分な睡眠が必要となります。
眠るといってもだらだらと眠るのではなく、深 い睡眠をとると、完全に脳や身体が休まります。
深い睡眠には、メラトニンという睡眠ホルモンが充分必要です。
メラトニンは 夜8時頃から出始め、血液中の濃度は、夜中のPM0:00~AM2:00の間の4時間が一番高くなります。この4時間の睡眠は通常の睡眠の倍位あるといわれていますので、理想の睡眠は、22時~2時を含めた時間内がベストです。
夕食を早めに、理想は20時には食べ終わると、良い睡眠が出来ます。
■脳をなるべく使うようにする
大阪大学、金沢大学の研究で「脳を使わないと度忘れが進む」、東京大学の研究では「難問を解くと記憶力が向上する」とあります。
現代生活、筆を使う時間が少なくなり、カーナビを利用したりと、脳を使わなくなってきていますので、エクササイズや創作活動など、意識的に脳を使ってみることが必要です。
■脳を強くしてストレスに勝つには
一流の人は、ストレスを楽しむ
二流の人は、ストレスと戦う
三流の人は、ストレスに負ける
ストレスが楽しめるくらいの脳の強さがあれば良いですね。
ストレスに勝つためには、
脳の松果体から出るセロトニンというホルモン(メラニンの逆)が、たくさん出ると良いです。
セロトニンは、トリプトファンと呼ばれるタンパク質がアミノ酸として、体内に働いて作り出されます。
又、朝陽を浴びることにより出されるとも言われています。
■脳の血流を良くするには
健美操のような有酸素運動をしっかりと20分以上行う事。
姿勢を良くして脳への流れをよくする事。
手首を動かす。
など他に、足指先のマッサージは効果があります。
特に大趾は脳幹・脳下垂体、右足は左脳、左足は右脳に関係します。
■脳を元気にする一番の薬は「笑う」事
面白いから笑うのではなく、
笑うから面白いのだと思って、笑うから楽しい、そして「ありがとう」の言葉に脳は反応します。
どんな小さな事でも、幸せを感じられる脳をつくっていきましょう。
■脳を元気にする健美操
健美操は、足先、足裏、手先を使い、イメージをすることや意識を強めて運動しています。
姿勢を調えていく体操ですので、健美操は、脳をトレーニングする体操です。
自宅でできる脳を元気にする健美操をいくつかご紹介します。
片足ずつ行いましょう。
足の指1本ずつを丁寧に回す
足の指と指の間を伸ばす
足首を回す
足の裏を万遍なく叩く、指で揉む、押す
片足を立てて、つま先を上にして力を溜めてから前に息を吐き放り出す。
反対側も行なう。
手形遊びで脳のトレーニング
A.指を全開にする
B.全ての指を中心に集める
C.手をしっかりと握る
D.指の関節を全て曲げて熊手のような形をつくる
両手を肩に負担がかからないように下に伸ばして行ないましょう。
左右の手を同時に、A~Dの手の形をつくり、反復して運動しましょう。
左右の手の形を変えて脳も使ってみましょう。
<<<2010年度 日本健美操協会・本部のテーマ>>>
「伝心・伝道・伝承」 伝える心と伝えて動く
動物で唯一、言葉で話すことができる伝達方法を持っている人間。最近は言葉できちんと自分の心を伝えていないと感じます。今の瞬間に伝えたいことや時間をかけても伝えていきたいことがあります。
月日が経過していくと、伝えたかった大事なことやその時の思いが変化していきます。
伝える大切さを忘れかけていることがあります。
伝えていくメッセージは必ず相手へ、誰かへ、どこかへと届きます。
ただ伝えていないだけ。
伝えることが記録や記憶となり、伝承されていくものです。
伝える心と言葉をいつの時代も必要で、来世へと繋がっていきます。
宇宙へ、地球へ、日本へ、自分の住む町へ、知人へ、家族へと今の思いを伝えていくこと、
そして、伝聞すること。
伝えていく力をもって、2010年 健美操を普及していきたいと思います。
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