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健美操をより深く知るため講座


健美操の体操には、平衡運動という動作が必ず指導に入っています。
バランスを作って維持する体操方法です。
なぜ、平衡力を養う体操が、健美操の運動として位置づけられているのかというお話を今回させて頂きます。


  1. 加齢現象と平衡力と筋持久力

    人は、日常生活において、歩く、走る、立つ、座る、寝るという様々な姿勢の中で行動をして生きています。歩く時や走る時は、特に感じると思いますが、瞬間的に、片足が地面や床から離れます。瞬間的に片足立ちになって人は歩くという運動をしています。この動きの時に、平衡力を活用しています。平衡力は、バランス力とも言われ、心身に関することや生活の中でも使われている言葉ですね。

    「心とからだのバランス」「骨格のバランス」「栄養のバランス」「バランスのとれた性格」など良く耳にする言葉ですね。バランス力は、精神、肉体、感覚器官などどの分野においても活用される言葉です。バランスが低下し失うということが、精神、肉体、感覚における1つの老化現象なのです。障害やケガなどでははなく、

    一般の健常者が階段を昇る時にヨタヨタとする。
    歩く歩幅が小さくなった。
    片足でスラックスやパンツをはく時にバランスを崩す。
    片足で立つとフラフラとなる。

    などは、加齢現象の表れです。

    そして、同時に筋肉の持久力が低下しています。
    20歳を過ぎると人は皆、加齢の現象を生じていきますが、加齢に伴い人間の身体的な体力の機能低下のベスト3を男女別に述べます。

    男性 1位⇒平衡力 2位⇒筋持久力 3位⇒協応力
      
    女性 1位⇒平衡力 2位⇒筋持久力 3位⇒柔軟性

    協応力とは、指先や手の反応運動や何かの作業に対して、筋群が反応して協 力的に動く能力のことです。

    女性は柔軟性が3位です。3位の理由は女性の方が骨格の形成上、男性より柔軟性があり、20歳までの柔軟力の数値が男性より高く、しかしながら20歳からは、関節の動く範囲(可動)が狭くなり、能力が降下していくのがとても早いのです。

    男性は柔軟性が最初から高い数値ではないので、加齢が進んでも目立たないのです。

    筋持久力とは筋力をある程度出しながら、その力を維持する能力を表します。男女共に、平衡力と筋持久力が共に低下していきます。支える感覚や身体の骨格上のバランスが歪みを生じ、靭帯や腱が伸びなくなり、身体(特に胴部)を支える筋力がない状態になると、歩く幅が小さくなったり、時として転倒をします。そして、次第に各関節が伸びなくなり、特に膝と股関節の関節が縮んでしまいます。



  2. 健美操の平衡運動の利点と効果

    健美操で指導をさせて頂いている平衡運動は、単にバランス力を作るのでは なく、次の利点と効果があります。

    • 足の裏(拇指丘)に力を入れてバランスをとることを指導しているため、足の内転筋群の脚力がつき、骨盤を引き締める 
    • 膝の関節を伸ばす筋力が養われる 
    • 身体の左右の体形バランスと前後の体形バランスを整えることができる 
    • 腹部の筋力が養われる 
    • 背部の筋力が養われる 
    • 姿勢が良くなる 
    • 肩の位置が整う

    という利点や効果があります。

    健美操の平衡運動は、足の裏で床をしっかりと押して、拇指丘に力を入れて膝関節を伸ばして、下腹を締めないとできない運動です。
    又、手の動作は、左右均等に引き合ったり力を入れて、バランスをとったり、だん中という乳頭の中心にあるツボを中心にバランスをとらなければできない動作で、それらを強化していくため、姿勢を改善することができ、歩きやすくなり、転等の予防ができます。

    平衡力を養うことで、小脳への刺激や感覚器官を促進することに関係してきます。
    小脳の働きが良いと基礎代謝が上がります。
    胸を張り、背筋を伸ばして、さっそうと歩く姿で過ごしましょう。
    そのためにも是非、平衡力をつけるトレーニングをしましょう。
    又、健美操の平衡運動を楽しんで下さい。

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